家族

2023年09月07日

サンチュ〜?

「ちょっとこれ食べてみぃ・・・」
旦那が小さくちぎった何かの葉っぱを差し出した。

(洗ってないんやろなぁ・・・ま、死なへんか)

と心の中でつぶやきながら、私は恐る恐るその葉っぱの切れ端を口に含んだ。

「ブドウの皮の味やわ」

そう、それは家で大切に育てているシャインマスカットの葉っぱであった。
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何か恐ろしい物を作ろうとしているのは旦那の嬉しそうな表情でわかった。


コンロの上に載せられた平たい鍋の中には・・・

柏餅のような物体が丸く手をつなぎ、牛乳風呂に浸かってこちらをにらみつけてていた。
(あまりの見た目に写真を撮ることさえ忘れてしまった)

まずそう・・・
でも、食べへんかったら拗ねるかも・・・

その日の晩ご飯のおかずにその食べ物は提供された。

海としょうこは無言で食べている。

私は無言タイムに耐えられなくなった。
「これ、味ないけど・・・」

「うん、ちょっと塩を控えめにした。
他の調味料も無いやつは省いた。」

【旦那が参考にしたレシピ】
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(控えめにもほどがあるんですけど・・・)
どんだけ薄味自慢なんですか!?

コロナで味覚を失った人はこんな気持ちで食事をしていたんやろうな。
味のしないそのおかずをただただ噛んで飲み込む。

「マヨネーズとヨーグルトを混ぜたソースをかけて食べたらええねんて」

へえ・・・マヨネーズとヨーグルト?
(なんじゃそりゃ・・・・)

言われた通りにかけてみたが、素材に味がないのでほとんど効果はなかった。

「ア・・・アジアンテイスト・・・やな・・・」

それが精いっぱいの私の表現だった。


翌日、しょうこに感想を聞いた。
「昨日のおかず、どうやった?」

「う〜ん・・・私、口に入れた物はたいがいおいしいと思って食べられるんやけど、あれだけはどうしても無理やった。
今までに食べたおかずの中でいちばんまずかった・・・」

頼むからもう作らないでね・・・
(聞こえてへんか!)
v( ̄∇ ̄)v


rumichan2525 at 14:56|PermalinkComments(0)

2023年01月28日

似てへんかな

最近、ハマっているドラマがある。

主人公の子ども時代の女の子を観ていたら、まるで自分が子どもの頃に戻ったような気持ちになった。

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「似てると思わへん?」

旦那に聞いてみたら
「似てるかぁ?」
と鼻で笑うようなそぶり・・・


内心あんまり似てないと思っても
「そやなぁ、似てるな!」
って流すだけでいいんちゃう〜ん?

(`・д・´)

似てると思った人は拍手してください!

rumichan2525 at 15:39|PermalinkComments(0)

2023年01月20日

あ〜と〜は?

旦那はお弁当に「こくてとろける」という小さな豆腐をもっていく。

昨日冷蔵庫に、旦那お気に入りの「こくてとろける」がなかったのでスーパーに行ったついでに買っておいた。

夕方、帰宅した旦那が、
「あ、帰りに豆腐買っといたらよかったかな・・・」
と言ったので、
「こくてとろけるやったら今日買っといたよ」
と(ドヤ顔で)伝えた。

すると、私のドヤ顔が気に入らなかったのか、
「買わんでよかったのに」
という答えが返ってきた。

はぁ〜?
そこは
「ありがとう」でええんちゃうん?

(`・д・´)


rumichan2525 at 00:20|PermalinkComments(0)

2022年11月13日

四十九日

義父の四十九日に参列するため、しゅんしゅんが帰宅した。
その日は夜勤明けだったので帰宅してすぐに布団の中・・・
翌日の朝9時に家を出発し、旦那の実家へ。
そこから法要に参加する親戚と一緒に5分ほど歩いてお寺に到着。

白い塀の上に昔ながらの瓦がのっかった門構えが私たちを迎えてくれた。
しかし、建物の中は近代的な造りになっていた。
エレベーターで3階まで上がると金箔に彩られた立派な浄土真宗の本堂が視界に入ってきた。

10時半から法要が始まり、11時から休憩を取ってさらに後半の法要・・・
旦那はいつものように船を漕いでいたが、「カ〜ン」というかん高いおりんの音に飛び起きていた
最後にお坊さんのお話があった。


本堂の左手の壁にはロッカーのように並んだ50個ほどの扉があり、中央にはお線香立てとおりんが並べられていた。
お義母さんはそのロッカー風の納骨堂に興味を示した。

法要が終わると、お坊さんに説明してもらい、あれよあれよという間にお義父さんのお骨をそこにお祀りするという話になった。
そこならいつでもお参りできるし、草むしりもしなくて済むということらしい。

今風やなぁ・・・

2階に移動し、お弁当をいただいた。
「麵つゆとお吸い物を温めて、食べ終わったら洗ってくださいね。」

「マジか!」

ちょっと面倒くさいなと思いながら、義妹と二人で準備・・・
お昼すぎに法要が終わって帰宅。

晩御飯はお決まりのしゅんしゅんがこねるハンバーグ・・・
翌日は日勤で朝が早いしゅんしゅんを、和歌山まで送り届けた。
(何回目やろ・・・)

聞きなれたナビのお姉さんの「88キロ道なりです」が流れる車内で、これまた聴きなれたゴダイゴをBGMに、口数少ないしゅんしゅんとおしゃべり・・・
あっという間に(1時間半)しゅんしゅんの部屋に到着した。

部屋には新しく購入したゲーム用のパソコン(かなり大きめ)と、Amazonで箱買いした一日分の野菜ジュースが陣取っていた。
(健康に気を付けるしゅんしゅん

「アレクサ!電気をつけて」

アレクサもこ〜たんかぃ!
(Amazonのお得意様やな!

部屋の中はごちゃごちゃしていたが、快適に暮らしている様子なので安心した。
ゴミ袋3袋分のプラゴミ(月1回しか回収がないらしい)を車に積んで、しゅんしゅんを御坊駅前の自転車置き場まで送っていった。

御坊の駅はきらびやかなイルミネーションが光っていた。
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自転車に乗るしゅんしゅんの後ろ姿を見送った後、私は堺に向かって車を走らせた。
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御坊の駅を出ると、なぜかナビは御坊の入り口ではなく川辺の入り口に案内する。
誰もすれ違わない暗い山沿いの道で、ちょっとドキドキする。

無事にインターに到着するとあとはひたすら高速道路を突っ走るのみ・・・

その頃、しゅんしゅんからLINEがきた。

「自転車の無灯火で捕まってる人おった」

そういえば小さ目のパトカーとすれ違ったなぁ・・・
幸い、しゅんしゅんは捕まらなかったようだ。

次はいつ帰ってくるんやろ・・・


rumichan2525 at 14:44|PermalinkComments(0)

2022年08月07日

しょうことお茶会

「おかあさん、駅の近くにカフェができてんけど、行ってみたいねん・・・」

それは7月にオープンした紅茶専門店、ステラティーハウスというお店。
しょうこは休みの日はごろごろしていることが多く、なかなか行く機会がなかった。

その日の午後3時半には労災病院の予約が入っていたが、しょうことのお茶ならそれほど時間を取ることはないだろう。
昼前まで寝ていたしょうこをたたき起こして、1時半頃に家を出発。

STELLA

ピンクとパープル基調のかわいらしい色合いの店構えで期待がふくらむ。
「お好きなお席へどうぞ〜」

こじんまりした店内の落ち着いたスペースに陣取る。

腹ペコしょうこはブランチセットと、桃とアールグレイのタルト。
ブランチにはサクサクのクロワッサンとキッシュ&サラダ。

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私は腹ペコちゃうけど、桃とアールグレイのタルト、
ホットカヌレ
そして本日の紅茶を注文。
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本日の紅茶は、「花の首飾り」
ピーチアプリコット、マンゴー・メープル・アップルのブレンドティー
紅茶にはラスクのサービスもついていました。

飾りつけもかわいらしいケーキたちはとても美味しい♪

そして、紅茶のお代わりまで・・・

お代わりは薔薇の香りの紅茶をいただきました。
さすがのムレスナティー♪
紅茶はとても香りが良くておいしかったです。

近くにこんなお店ができてちょっと幸せやわ〜


rumichan2525 at 01:00|PermalinkComments(0)

2022年04月30日

タンス

実家に、母方の家紋が描かれた鍵穴カバーがついている桐のタンスが置いてあった。
捨てるのはちょっと惜しいかなと思ったので、持ってくることにした。

和室の卓球台の横に置いてあった古いレンジ台(新婚当初使っていた物で、本棚として使用していた)をどければ、ちょうどいい感じで置けるはず・・・


そこでしゅんしゅんを連れて実家へ行き、フローリングの上に置いてあったタンスを持ち上げた。

するとタンスの下に、衣類の防虫剤が敷き詰めてあった。
そして小さい黒い虫の死骸がいっぱい落ちているのを発見した。
実は以前から引き出しを開けると細かい木くずが積もっていることがあった。

しゅんしゅんが検索する。

「キクイムシみたい」
「何それ〜〜〜?」
どうやら木を食べる虫に食われている状態らしい。
しかも、衣類の虫とは違うので衣類の防虫剤を敷き詰めた母の努力はまったく無駄だったということになる。

持ってくるのやめといたらよかったかなぁ・・・
虫嫌いのしょうこに怒られるんちゃう〜ん

虫食いタンスをマンションの玄関ポーチに置いて、アマゾンで殺虫剤を購入することにした。
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キクイムシに効く殺虫剤、「キルノック」!

先端の細いノズルを起こし、先端を虫食いの穴に差し込み噴射することができる。
欠点は穴が小さくてノズルがうまく入らないと自分に跳ね返ってくることかな。
(この作業、地道すぎる・・・)

一本全部を使い切り、丸一日乾燥させてから部屋に運び込んだ。
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ネットで調べると、キクイムシは殺虫剤を1度噴霧したぐらいで退治できない・・・と書いてある。


ヤバい!!


でも、母の思い入れがあるタンスやし、ま、いいか!

(良くないか!?)
v( ̄∇ ̄)v



rumichan2525 at 11:12|PermalinkComments(0)

2022年04月08日

さよならUR

31日、実家のUR退去の最終日。
部屋の片隅にはまだ荷物が残っていた。
午後には電気、ガス、水道が止まるということになっていたので、午前中に掃除を済ませてしまおう。

キッチンとコンロの下のステンレス部分には、かなり頑固なウロコ状の水垢がついていたので、クエン酸とスチールウールで掃除した。
換気扇はレンジ用の洗剤で綺麗に掃除した。
ほとんど料理してなかったのに意外と汚れてるなぁ・・・

トイレの暖房洗浄便座は外しておかなければならない。
URは原状復帰を求めている。
便座に顔を近づけながらモンキーでネジを外し便座を外す。
分岐したホースを完全に外すのは諦めてホースの先を手洗いのタンクの穴に突っ込んでおいた。

入居時に使っていた普通の便座は、紛失するとお金を取られるらしい。
暖房洗浄便座を導入した時に、取り外した便座は捨てないようにと言われていたのでちゃんと取ってあった。
割れた部分をガムテープで補修した便座(どうやったら割れる)をトイレ内に置いて、作業完了👍️

夜遅くに最後の荷物を運びだし、部屋の鍵とポールキーを管理事務所のポストに返却して帰宅した。


翌朝10時にURの職員さんと部屋の前で待ち合わせをして退去の査定チェックに立ち会う。

優しそうなおじちゃんは私の分もスリッパを出しながら部屋に入った。

「壁紙は6年で減価償却ということなので、一切おとがめ無しです。」
おじちゃんは部屋を見渡して言った。
「掃除、綺麗にしてもらってますね〜」

「はい!頑張りました!」

「まず畳の汚れと凹みです。
こことここ…
ここはまあいいですわ!」

「襖は…この汚れと、ここの破れ…」

比較的ゆるやかに査定してくれて、サッシの汚れ等については何も言われなかった。
 
キッチンの掃除は
「綺麗です!ok」
でもベテランのおじちゃんは水道の蛇口のキャップ?が無いことを見逃さなかった。
(バレてしもたか・・・
水道の蛇口には、シャワーと普通の水を切り替えるキャップを取り付けていた。
元々ついていたキャップがキッチンの引き出しに入れられていたのを私は確認していた。
「遺品整理業者が引き出しに入れてあったキャップを持っていってしまったんです」
「泡沫キャップ、意外と高いんです〜」
「おいくらですか?」
「1,680円するんです」
(え〜!!百均で買っといたらよかった・・・
「仕方ないですね・・・」

お風呂場は浴槽のエプロンを外して掃除しておいたが、そこまではチェックされなかった。
「お風呂も洗濯パンも綺麗に掃除してくれてますね」
ふと天井を見上げると洗面所の換気扇に埃が・・・
「あ〜〜〜!ここは掃除するのを忘れました」
「すみません、清掃費用として628円かかります」

「トイレは便座が無いと高くつくんですけど、大丈夫ですね!
原状復帰費用だけいただきますね。」

ということですべてのチェックが完了。
退去費用は39,960円になった。
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そこから入居の時に支払った敷金を引いた金額を払い込めば手続きは終わる。

母が亡くなってはや1年・・・
がらんとした部屋を見渡し胸がいっぱいになった。
帰り際、エレベーターに乗り込む私を、扉の隙間からのぞき込むようにしながら手を振って見送る母の姿が目に浮かんだ。

このエレベーターに乗ることはもう二度と無い・・・



rumichan2525 at 11:49|PermalinkComments(0)

2022年04月02日

遺品整理

遺品整理の業者が25日に来ることになり、その直前の連休に兄が千葉からやってきた。
土曜日から火曜日までの4日間だけでは到底片付けが終わることはなく、結局荷物が残った状態で遺品整理が行われた。

朝から3人での作業だったが、どんどん持っていかれる。
なんでもかんでも持っていく。
一品一品聞いてくれるんやなかったん?
「あの・・・買取とかは?」
「貴金属以外はダメですね」
冷蔵庫は年数が経っておらず、見積もりに来た段階で1万円で買い取ってくれた。
他にも何か買取できる物が出てきたら買い取ってくれるという話やってんけど・・・

そんなもんなんやろね。
骨董品やさんに来てもらっておいてよかったわ。

お世話になった自治会の役員さんに持って行こうと思って買っておいた挨拶の品物は、包み紙が破られて捨てられる寸前に救い出した。

「あ〜〜〜!それは置いといて!」
「じゃぁ置いておく物はお風呂場に運んでおきますから・・・」

和室の一角のまだ仕分けできていない品物は押し入れに投入・・・

てな感じで、お風呂場と押し入れ以外は綺麗にもっていかれた。

物を捨てることが苦手な私には、胸が痛くて辛い一日になった・・・

残った物を自宅に運び、4月からまた自宅で仕分け・・・

「いつまで続くね〜〜〜〜んっ!!!!!」
ヽ(TдT)ノ



rumichan2525 at 17:22|PermalinkComments(0)

2022年03月15日

夢を見た。

実家の仏壇が置いてある和室の布団に父が横たわっている。

その横で母が私に言った。

「片付けさせてごめんね」

そう言い残し、壁に飾った遺影に吸い込まれるように同化してしまった。

ほんまやわ!
v( ̄∇ ̄)v

今月27日は母の一周忌。
さすがにこれ以上URの退去を引き伸ばせないので、今月末の退去を目指し日々頑張っています!


rumichan2525 at 19:48|PermalinkComments(0)

2022年01月07日

三日坊主>


最近旦那は足の調子が悪いらしい。
「足の裏が傷むねん・・・」
しょっちゅう走りに行っていたのにそれも難しくなったらしい。

お尻から左足の先まで痺れたような痛みがある。
歩いていて痛みがくると立ち止まって前かがみになると治る。
電車でじっと立っていると痛みに耐えられず何度も電車を降りた。
もしかしたら手術しないと治らないかも・・・

と、真顔で言って、整形外科に行こうとネットであちこち探し出した。

「それって坐骨神経痛ちゃいますか?」
嫁の素人診断など聞く耳を持たない旦那に、
「A整形外科は先生めっちゃ怖いで。MRIがあるからすぐに結果はわかると思うけど・・・」
「N整形外科は捻挫ぐらいなら十分やけど、難しい事案はどうかなぁ・・・?」
「近所の皆さんの評判が良いのはK医院やけど、お年寄りが多いから待ち時間が長いかも」

と、わかる限りのご近所情報を流しておいた。

最初旦那はA整形外科に行こうとしたが翌日しか予約が取れないとわかるとK医院にした。
しかしK医院はMRIが無いのでHS記念病院に紹介状を書いてそこでMRIを撮影し、結果をK医院で教えてもらうという流れなので、かえって遅くなったような・・・

私が一番お勧めしたのは母の膝の痛みを治してくれたT整骨院だが、旦那は手術レベルの治療になると信じているので気が進まないようだった。

MRIの結果、腰椎の間が狭まってはいるがそれほどひどい状態ではないと言われたらしい。
牽引されると、帰りにものすごく足が痛くなるとぼやいていた。

旦那は家でも牽引したいと思ったようで、ぶら下がり健康器を買いたいと言いだした。

「あなたの実家にあるんちゃうん??見たような気がしますけど」

私は心の中で大反対だったが、旦那には小さな声で
「すぐに飽きて物干しになると思います」
と伝えておいた。

しかし思いたったら吉日体質の彼は、翌日アマゾンで「突っ張るぶら下がり健康器」を購入していた。

取付は廊下の壁・・・
旦那は、柱が通っているような部分を見つけて突っ張ると大丈夫だと自信たっぷりに宣わっていた。
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そしてつっぱった結果・・・

壁がへこんだ・・・
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「はぁ?」

少しずらしてもう一度設置しなおした。

こんどは壁と天井の間のコーキング部分に隙間ができた。
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彼はぶら下がった。


私がぶら下がった彼を見たのはその時が最初で最後だった。


3日もやってへんやん!!

ということで予想通り、彼の代わりに洗濯物が毎日ぶら下がっている。
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v( ̄∇ ̄)v


rumichan2525 at 00:02|PermalinkComments(0)