しゅんしゅんの異常行動3人分

2016年10月17日

給食試行期間

4月からスタイルが変わったランチサポートのお仕事…
11月からは選択制の給食が始まることになり、10月5日から5日間、お試し期間が設けられた。
給食写真2


生徒たちはまず先に20日分か90日分の給食費を振り込む。
そしてネットかマークシートで1か月分をまとめて申し込む。
サイズは、小盛、標準、大盛 の3つ。
おかずはどのサイズでも同じ量になる。

どのぐらい申込が来るのか、ドキドキしていたが、私たちの通うHM中学校は107食の申し込みがあった。
堺市で一番生徒数が多いので申込もダントツやった。

給食と並行して毎日ランチサポートミニというのもある。
こちらは日替わりで今までと同じように、朝、現金で申し込みする。
ただしサイズが標準の1種類のみ。
すべてレトルトをごはんにかける丼タイプの食事になる。

ここで、私たちの一日の仕事を書き出してみよう。

1 ランチサポートミニ受付
2 職員室で当日と翌日の昼休み開始予定時間を確認。
3 ランチサポートミニの数を会社に送信
4 職員室で鍵を受け取り、配膳室の鍵を開ける
5 衣服をコロコロし白衣に着替え白衣をコロコロ
6 汁物保温カートスイッチON
7 部屋の温度と湿度を記入
8 冷蔵庫、冷凍庫、保冷庫の温度、最高最低温度計の温度をチェックし記入
9 水質検査
10 ペットボトルに200ppm次亜塩素酸水を作る
11 作業台、受け渡し台のアルコール消毒
12 冷蔵庫、保冷庫、冷凍庫の取っ手、扉やラックの取っ手をアルコール消毒
13 シンク、返却用ラックをアルコール消毒
14 手洗い&アルコール消毒
15 青いニトリルゴム手袋を装着しアルコール消毒
16 マスクを装着
17 保存食用ビニール袋に日付、メニュー、廃棄予定日を書く
18 牛乳の数(伝票プラス2本)を確認
19 ハサミ、中心温度計をアルコール消毒し牛乳の温度を計測
20 伝票に学校印を押印し牛乳の温度を記入
21 受け取った牛乳を保冷庫に入れる
22 牛乳を50gビニール袋に入れ、保存食用冷凍庫へ。残りは試飲
23 (個包装のデザートの数を確認し牛乳保冷庫へ)
24 (個包装のデザートの保存食品を冷凍庫へ)
25 (個包装のデザートの検収表を記入[時間、食品、業者、期限、製造日、数、温度])
26 保温カート搬入を手伝い、取っ手をアルコール消毒。温度を記録し、数量確認
27 ランサポミニの売上金を配送員に手渡す
28 保温カートスイッチON
29 保存食の採取(時間がなければ後回し)
30 (エプロンを着用し汁物おかずをカップに配食)
31 (汁物カップを保温カートで保温)
32 作業中の温度と湿度を記入
33 寸胴鍋にお湯を沸かし、ランサポミニを投入
34 (冷おかず)、温おかず、ごはんをレジ袋にセット
35 校長先生に検食をお願いする
36 ランサポミニレトルトを引き上げレジ袋にセット
37 (汁物をレジ袋にセット)
38 (個包装デザートをセット)
39 牛乳をセット[昼休み開始5分前以降]
40 申込書と引き換えに給食、ランサポミニを渡す
41 回収ラックにゴミ袋、牛乳パック回収袋セットし回収場所へ移動
42 引換券とリストを照合して取りに来ない生徒を割り出し、先生に連絡
43 給食、ランサポミニの引換券を配膳袋へ
44 保温カートを温湯で拭きアルコール消毒
45 机、ラック、冷蔵庫内外、保冷庫内外、冷凍庫外を拭く
46 シンク内洗浄、側面を拭き掃除
47 返却用ラックを次亜塩素酸水で拭き5分後に温湯で拭く。
48 次亜塩素酸水をピンクのトレーに移して布巾を浸す。
49 発泡ボックスをアルコール消毒
50 清潔区域を青いモップで水拭き
51 回収した牛乳パックを数える
52 回収した弁当箱を種類別に分け、下から冷おかず、温おかず、ごはんの順番に積む
53 回収した汁物カップはカップと蓋に分けてゴミ袋に入れる
54 配膳区域の床を掃き、モップで水拭き
55 取っ手をアルコール消毒
56 ローラー付きのバケツに次亜塩素水を入れモップを浸す
57 爪ブラシスポンジを次亜塩素酸水に浸し5分後に水洗いする
58 トイレ掃除
59 (靴を靴ブラシで洗浄し次亜塩素酸水に浸すかアルコール消毒する)
60 (マットを洗浄しシンクに干す)
61 業務報告書を記入し、申込書、ラミネート類とともに配膳袋に入れる
62 トラックが到着したら、保温カート、食缶、弁当箱、牛乳パック、ゴミ、配膳袋を渡す
63 消灯、エアコン、給湯器のスイッチ、ガスの元栓、戸締まりを確認
64 鍵、作業日報、日常点検表、(個包装物の検収表)を職員室へ
65 (牛乳の納品書を1か月分まとめて学校へ)

毎日やらなくていい工程もあるけれど、今までとは段違いにやることが増えてしまった。
試行の1日目はきっと混乱するだろうということで、NM中学校から頼もしい助っ人、『元少女A』さんに入ってもらった。
この方はランチサポートが始まった初期からかかわっているベテラン配膳員さんで100倍の求人倍率を突破して採用されたすごい人である。

生徒さんの顔はすべて記憶しているし、どんなピンチも笑顔で切り抜ける尊敬できる人・・・

その方が入ってくれたおかげでなんとか初日を乗り切ることができたが、問題は2日目。
給食写真

その日は冷たいおかずの代わりに汁物があり、私たち配膳員が食缶からひとつひとつ注いで入れることになっていた。
食缶は6個あったが肝心のレードルが2個しかなく、余った1人は蓋をしめて保温カートに入れる係になるしかなかった。
本来なら2〜30分で済む作業が40分かかってしまうことになる。

とにかくめっちゃ忙しい!!
動線を考え、工夫をこらしがんばってなんとか時間内に配膳をすることができた。

しかし取りに来ない生徒がいる!
誰が来ていないかをどうやって調べるかというと、生徒がもってきた引換券をリストと照らし合わせてチェックをつけていくという老眼に優しくないめんどくさい作業をひたすら繰り返すのみ!
照合に10分はかかってしまう。
「〇〇くんが取りにきていません」
「あ、その生徒は今日欠席です」

・・・
先生〜!わかってるなら最初に言うてよ〜!!(心の声)

そうこうしている間に子供たちが食器を返しに来る。
1日目は食器ごとに分けて置いていってもらうようにしたが、107人とランチサポートミニを合わせて130人もの子供たちが狭い配膳室に押し掛けるのだから、とても混雑する。

しかも汁物はこぼれやすい。
弁当箱から漏れた汁で床はべちゃべちゃになり、制服に汁がかかりそうになっている。
返却で昼休みがつぶれてしまうし、100人超えたらこの方法はムリやで〜!!

ということで2日目は牛乳パックだけを取り出してゴミ袋に入れてもらい、後はそのまま返却してもらうことにした。
すると、返却がスムーズに終わった。
ただ、その後の仕分けには時間がかかる。

汁物はカップと蓋を別々にしなければならない。
ゴミや割りばしなどを弁当箱から取り出さなければならない。

おかずの弁当箱とごはんの弁当箱を分け、さらに大きさ別にして・・・
弁当箱の蓋の色が大きさによって分けられているが、本体の色は同じ・・・
おかずとごはんの本体が入れ替わっているとそれを正しくセットしなおさなくてはならない。
返却数も数える。
弁当箱だけでなく牛乳パックの数まで数える・・・

最後に帳票類を仕上げる。
これがまたややこしい・・・

少しでも動きを少なくするために、帳票に書き込むデーターを一か所に集めて記入することができるメモのひな型を作ってみた。
DSC_3683

書く量が多すぎる・・・メモちゃうやん!!

その日は3時過ぎまで働いた。
朝のランチサポートミニの受付から考えると7時間を超えている。
過酷やぁ…


11月から本格的に給食が始まるので、そうなったら毎日こんなしんどいんや。
忙しい時間帯だけでもいいのでもう1人雇ってくださいと会社にお願いしたが、
「大阪市なんて800人の生徒の給食を4人で配膳してるんですよ」
と一笑に付された。

いや大阪市は冷たいおかずだけやし・・・(評判悪いらしいねぇ)
汁物は生徒が入れてるし…
ごはんのサイズも一律やし…

100個超えて3人はホンマしんどい。
もしもの時のトラブルに対応でけへんし、病気で休むなんてとんでもない!

11月から始まる本格的な給食に嫌な予感が満載やけど・・・

「今のうちにランチしとこ!」

v( ̄∇ ̄)v



rumichan2525 at 03:07│Comments(0)TrackBack(0)主婦のお仕事 

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